【デレステ/アタポンの走り方】経験者が語る教訓・反省
ラキです。
今記事では、デレステのイベントを走ること、いわゆる「イベラン」についての話をします。Grooveはわからないのでアタポン/オトメモリの話です。
走り方というよりは、事前準備・心構え的な内容になります。
僕が実際にSecret Daybreakを走った際の日記・備忘録などについては、【pt1位】Secret Daybreakを走りましたに独立してまとめておりますので、合わせてご覧ください。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」とは、ドイツの初代宰相・ビスマルクの言葉ですが、こんなブログを見つけてくるほどの姿勢を持つあなたは後者なのでしょうか。
ほとんど更新のない当ブログですが、オトメモリ/Grooveを問わず、イベント直前や最中になると情報をもとめてかアクセスがちょこちょこ伸びます…
が、
どの記事も丸秘情報を書くでもなく僕の感情のみを綴っているため、
「つまるところ何も書かれてねえじゃねえか!」
とキレてお帰りになる皆さんの鮮やかなクリックさばきは何ら想像に難くありません。
こないだの記事でハウツーや理論を一切書かなかったのは、
僕のSecret Daybreakは完全に水が入ったイレギュラーな参考記録であり*1、そんな記録をベースに理論を語るのはダサすぎて、他のランナーに対し失礼すぎると考えたからです。なので、今後何かを追記したりすることもありません。
しかしそれでは、このブログに時間を浪費させられた方々に申し訳が立ちません。なので、何か少しでも得られるものを一つ書こうか、と。
理論はこの記事でも書くつもりはありません――では、何を書くのか。
これまでの反省・教訓です。
僕なんかが知った気になって勝ち方をのたまうことはあまりに恐れ多いし許されない行いですが、「こうしなければ/しておけば良かった」「して良かった」ことを紹介することは、後世で起こるミスを減らすことに少なからず貢献できるはずです。
教訓
世に出回る備忘録ブログの内容は、たいてい
- ptの1日目からの推移~最終pt
- 睡眠時間(停止時間)
- 消費ジュエル
- イベント曲・通常曲の回数
- ファン増加
- 食事
- 寝落ちしないために行った作戦
のようになっていると思いますが、よくよく注意して読むと「反省」「やっておくべきだったこと」がしっかり書かれている記事というのはあまり多くありません。
例えば、雑に「寝落ちしちゃったw」の一言で片づけられている失敗の内部には、小さいことでも反省すべき行動が必ずあるはずです。
タイマーのかけ忘れ、なぜかけ忘れてしまったのか。横になってしまった、なぜ横になってしまったのか。…そこまで考察し反省している記事が世の中にいくつあるでしょうか。
僕は、咲いてJewel/イリュージョニスタ!/Sunshine See May/Trust me/Max Beat、そしてSecret Daybreakと、合計6回、ランキングの上位を目指して頑張ってきました。
*BRIGHT:LIGHTS、月下氷姫、星纏天女、トランクィル・ウィスパー、シークレット{Cipher}、待ってます*
今記事では、その過去のイベントから得たライフハックならぬイベントハックをご紹介します。基本僕の所感でありエビデンスはありませんので、参考にしたりしなかったりしてください。
★背もたれの倒せる(良い)椅子
僕の場合は座椅子ですが、椅子がなかったり固い椅子を使っている場合どうなるかというと、お尻に負担がかかり続けます。お尻に負担がかかり続けると、最終的に「座る行為」自体が辛くなり、無意識に寝転びたく(=体重を全身に分散させたく)なります。
「気が付いたら横になって寝てた(気絶してた)」の正体は半分くらいこれだと思います。ただでさえ眠いのに、それ以外の辛さを増やすのは得策ではありません。Max Beatにおける140h地点くらいの死亡はこれも一因でした。同じ轍を踏まないよう気を付けてください。
ただ、これは完全に横になるスキブ睡眠*2を習得してる人には必要ない話かもしれません。僕は椅子に拘る過程で試行錯誤した結果、少し倒した背もたれに横向きでもたれかかる形に落ち着きました。
★頻繁に換気
同じ部屋にずっといると意外と換気不足に気付けず、部屋を出て初めて淀んだ空気を認識したりします。茹でガエルと同じですね。気が付かないまま酸欠で身体がだるくなっていって、息絶えて寝ます。Trust meとMax Beatで2敗くらい。
Secret Daybreakではそうならないよう、寝落ち防止用とは別のアラームで換気するタイミングを決め、外の空気を吸う時間を設けていました。2時間に1回くらい。
☆日光浴
外の空気を吸う話のついでに。
前々回の記事にもちらっと書きましたが、立ち日光浴を習慣化していました。僕は、目薬(【第2類医薬品】Vロートプレミアム 15mL)をさして目を瞑りつつ行うことが多かったです。寝落ちのリスクほぼゼロで目を休められて外の空気が吸えて、頭も活発になるので非常に良かったです。
日光を浴びることにより、眠りを促すメラトニンが減少するらしい。
夕方以降は、基本蒸気でホットアイマスクをつけてスキブ睡眠を行っていました。目がさらに休まる気がして良かったです。
★端末が入るジップロック
シャワーを浴びる時に使えます。めっちゃ便利。
防水ケースはオススメできません。なぜなら、途中から密封できてるかの確認がダルくなってきてケースにキレ始めるからです。ジップロックならば、端末を入れてジッパーを横にスライドさせるだけです。
防水ケースに限らず、カバーを装着し続けると端末の熱が余計にこもる点が好きになれず、そういう意味でもジップロックが最適でした。
Trust meのときは、(そもそも放置編成が不完全だったというのは置いておいて)放置する→シャワーを浴び始める→脱衣所に出て少し叩き放置→シャワーを浴び直す→脱衣所に出て少し叩き放置→……を繰り返しており、そこでしっかり風邪を引くまでジップロックを思いつきませんでした。こういうのを愚者といいます。これを読んでいるあなた。どうか風邪を引かないでください。それだけが僕の望みです。ラキ
僕はiPadが入っても余裕があるくらいの大きいサイズを用意しました。大は小を兼ねる。足りないよりは余る方が良いだろうということで32枚入りのを買いましたが、絶対にいらねえ。
★起こりうる脳の異常を書いたメモ
何をして良いかわからなくなった時のため、操作方法を書き記したメモを用意した方が良い……というのは有名な話(?)ですが、僕はこれをもってしても打ち克つことができず、対処にずっと悩んでいました。
そして、根本的な部分に対抗する先手を暫定で思いつきました。それが「起こりうる脳の異常をメモに書いておく」です。
例えば僕の場合であれば、
- UIは一切変わっていない
- 言語は変わっていない
- デレステは音楽ゲームである
- 音楽ゲームとは、流れる曲に合わせてリズムを取って遊ぶゲームである
- 以上のいずれかに違和感を覚えた場合、迅速に換気・水分補給をして顔を洗い、ストレッチを行う
ざっくりとこういう内容のメモをパソコンモニターの近くに貼っていました。
認識異常は、極まってくると異常を異常として認識できなくなります。そして、そんな状態の身体はいずれパンクし、そのまま意識がなくなります。ここが怖いところです。いくら身体がおかしくなろうが脳細胞が死のうが構わないのですが、ptが止まるのは困ります。
このメモを読むことで「自分の身体には明確に異常が起き始めている」ことを俯瞰して客観視することができ、比較的冷静に予防対応することができます。
これを駆使しても僕はデレステでカレーライスを作ったりしましたが、なければもっとひどいことになっていたと思います。次のメモにはカレーも書いておきます。
☆手元を撮影した動画
メモの話の続き。ゲームの操作方法をメモで読む、Max Beatのときの僕のツイートが以下。
このメモの主、なんでこんな態度でかいんかな……
— ラキ (@rakisawa_mas) 2019年5月26日
怒り始めます。そしてこの後6時間寝て色段を逃します。
これではいけませんね。
なので僕は、「曲が終わる→曲を始める」までを映した手元の動画を撮影して、パソコンとiPhoneとiPadそれぞれに保存しておきました。動画の通りに行動すれば良いのでとても簡単です。
ジップロックの件もそうですが、人間というのは怠惰な生き物であり、選択したくない生き物で、考えたくない生き物です。今も昔も、できるだけ脳死で楽ができるようテクノロジーを発展させてきました。世の中簡単でわかりやすいものが生き残るのです。
「簡略化」を念頭において準備することをおすすめします。
★リアルタイムメモ帳
イベント中にこんなことを考えたことがあると思います。
「営業やったっけ?」「イベントトップの300個もらったっけ?」「俺って誰だっけ?」
後半戦前を除き、日付が変わったらちゃちゃっと済ませるのが(精神的には)理想ですが、そのときの手持ちのエンブレム数によっては後に回そうと思うこともあるでしょう。
僕は営業を1日分忘れたことがあります。
僕と同じおっちょこちょいかもしれない人は、未来の自分に伝言を託す何かしらのツールがあると便利かもしれません。もちろん紙じゃなくてもいいんですが、柔軟にメモできるので僕は紙にしました。その日の気持ちとか日記とかも書いておくと後々の自分が見たときに面白いです。
イベント中に失った感情を取り戻すことも大事です。
怒りとかね。
★空きっ腹にカフェインを入れない
2敗。眠いのか眠くないのかよくわからない境界で彷徨いながら不快感と戦うことになるのでやめておきましょう。食事などと一緒に摂取した方が良いと思います。
僕はわかんないんでwで丸投げし続けるのもアレなのでカフェインに関する良い感じの論文がないか適当に探したんですけど、見つけられませんでした。いかがでしたか?
…まあ、薬って食後に飲めっていうのが多いし、そういうことじゃないでしょうか。専門に勉強してないのにこういうこと書くの怖いので、基本信じないでください。あくまで僕の身体の話、僕の所感です。
理論を語りたくはないので、カフェインタイミング論についてはコメントを差し控えます。
★水をたくさん飲んだほうが良い(と思った)
完全に僕の話なので最後のおまけで書くんですが、水(水分)をちょくちょく飲んだ方がいいことに気づきました。二曲ごとに一口くらいのイメージです。
水分補給は大事なんですがそこは本質ではなくて、水を飲むことで頻繁にお手洗いに行くことを促し、身体を動かすのを忘れ始めた自分に「定期的に歩かせる」ことを期待しています。お手洗いに行くついでに顔を洗ったりもできますしね。
こういうスタイルだったので、みんな大好きキレートレモンは水に比べれば消費量はかなり少なめでしたね。24本入り一箱が半分くらいしか減らなかった。
瓶のやつが有名ですが、僕はペットボトルのこれを飲んでました。
*終わりです
今振り返ってみると当たり前のことばかりだなとも思ってしまうんですが、当時の僕がバカなのか、自分のことだからなのか。
初めにビスマルクを引用した上にここまで長々書いておいて申し訳ないのですが、「寝ずにゲームをプレイする」という特殊な状況ゆえ、やってみないとわからないことというのは確実に存在します。初挑戦で高い順位をとるのが難しいとされているのはそういうことです。
しかしそれでも、(多くの先人が仰っていることですが)現状の自分の限界・能力をできる限り把握した上で様々な最悪を想定することが大切です。人事を尽くした上での失敗は確実に次に繋がります。
もし初挑戦なら、過去の歴史を学んだ上で仮準備をして、連続した休みなどを利用して試走してみることをおすすめします。
少しでも高い順位をとれますように。